お寺・お墓のアイエム TOPページ > 寺院のご案内 医王院
真言宗 真言宗系 | |
834年 |
当院は今を溯ること約1150年前(西暦834年)当時13年間に亘り、田端地区を中心に悪疫が流行し、数多くの人々の生命が奪われ、龍海僧正が当地に趣き「薬師如来」を奉願して、大護摩修行をした処、その効現著しく、たちまちにしてその疫病は消滅したと伝えられる。
以来「薬師如来」をご本尊としてお祀りし、開山されたと記されている。
龍海僧正は摂津国(現在の大阪)の生れで、天安元年(西暦857年)に遷化され、以降700年間住職が不在であったが法印傅誉僧正により復興、神仏混合を唱導し寒川神社の三供僧寺として、医王院、西善院、神照寺が列せられた。
その後、幾多の天変地変、特に文化3年(西暦1807年)の火災では、本尊他各仏体は難を免れたが重宝物は悉く消失し、大正12年(西暦1924年)の関東大震災では仮本堂も倒壊、昭和9年になって先代密猛和尚は、檀信徒の力を結集して、野毛大聖院の恩師より現本堂を譲り受け、建立したものである。
そして、霊験あらたかなご本尊のご利益を人々にお授けするため、毎年4月にはご開帳の大護摩法要が催される。
神奈川県高座郡寒川町田端529番地